検査Inspection

関節エコー検査

リウマチ検査、関節エコー検査をご存知ですか？
エコー検査というと皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか？
おそらく人間ドックでお腹を調べる検査、妊娠中にお腹の中の赤ちゃんを見る検査というイメージをお持ちではないでしょうか？
エコー検査は、関節の中もみる事が出来てしまうのです。これを関節エコー検査と呼びます。

○「関節エコー検査」～レントゲン以外でもリウマチも見つけます

リウマチの診断は「関節エコー」を利用しています。
昔はレントゲンでリウマチの診断をしておりましたが、実はレントゲンでは骨しか見えないのです。
リウマチが最初に起きる肝心の関節の中は、残念ながらレントゲンでは写らないのです。そのためレントゲンでは早期のリウマチは診断がつかず、リウマチが進行して骨が壊れてから初めて診断となります。
そこで活躍するのが「関節エコー」です、エコーを関節の上にポンっとあてるだけで、関節の中に腫れ・炎症があるかが分かり、骨が壊れる前のリウマチの診断ができます。
 
また血液検査で異常の出ない、リウマチが全体の約1割あります。
このなかなか診断のつかなかった難しいリウマチも関節エコー検査で診断できるようになりました。

また関節の痛みがリウマチで起きているのか、それとも周りの軟骨がすり減ったり、筋肉がこわばって痛んでいるのかも関節エコー検査で分かります。リウマチが原因で痛みがあればリウマチのお薬を少し増やす必要がありますが、リウマチが原因ではなく軟骨が減ったり、筋肉のこわばりで痛んでいることが関節エコー検査で分かれば、お薬よりむしろ湿布や塗り薬、ストレッチや整体などと治療が変わってきます。